
事業の成長へとつながるフリーランスとの取り組みに感じる大きな可能性
多様な事業を展開するなかで、企業とフリーランスの契約から仕事の依頼、請求書などの一元管理クラウドサービス
『pasture(パスチャー)』を提供しているエン・ジャパン株式会社。
この『pasture』はフリーランスとの商取引においてのデジタル化とガバナンス強化を支援するクラウドサービスです。
このサービスを広めるために、日々膨大な業務をこなすマーケティング担当の方々がランサーユニットを活用しています。導入事例やプロモーションイベントのレポートなど、リード(見込み客)獲得のための制作業務をプロのクリエイターがサポート。
その活用内容について、お二人のご担当者さまに語っていただきました。
エン・ジャパン株式会社 新規事業開発室
pastureグループ マーケティング・PRマネージャー 七戸 望(しちのへ のぞみ)さま/左
石井 美都(いしい みさと)さま/右
「実際に活用したユニット」

このユニットの強みと特徴
デザイナー、ライター、カメラマン、異なる職種のクリエイターでユニットを構築。様々なマーケティング業務に対して、その時々で最適なメンバーに依頼することができます。
- ライター
- デザイナー
- カメラマン
まず、お二人の役割について教えてください
七戸さん ― 新規事業開発室で『pasture』マーケティングチームのマネージャーをしております、七戸と申します。見込み客の獲得を一番のミッションに置いて日々業務に当たっています。
石井さん ― 同じ新規事業開発室で別のサービスのマーケティングを担当している石井と申します。実は少し前、新規事業開発室の別のチームに異動になりまして。
最初にランサーユニットを導入した際『pasture』チームで七戸と一緒に働いていましたので、今回お話をさせていただくことになりました。
『pasture』はどのようなサービスですか?
七戸さん ― 『pasture』は、企業さまがフリーランスの方々への依頼から発注、請求・支払までを一元管理するクラウドサービスです。
掲げているミッションは、“商取引をより早く、より安全に”。
それを達成するために、企業さまとフリーランスが仕事をスムーズに行なうためのクラウドサービスを提供しています。最近ではその商取引のカバー範囲が広がっておりまして。フリーランスだけでなく、企業対企業のやり取りに関する効率化も進めています。受取り請求書のデジタル化などの機能を追加し、先ほどのミッションを体現するための機能を増やし続けております。
石井さん ― 同じ新規事業開発室で別のサービスのマーケティングを担当している石井と申します。実は少し前、新規事業開発室の別のチームに異動になりまして。最初にランサーユニットを導入した際『pasture』チームで七戸と一緒に働いていましたので、今回お話をさせていただくことになりました。
ランサーユニットを導入する前、どんなことに困っていましたか?
石井さん ― マーケティングの部署は、イベントバナーや導入事例の制作など、クリエイターに発注する業務がたくさん発生します。
そのなかで、毎回お願いできる人を探すところから始めていたんです。「どなたにお願いしよう」と、その都度フリーランスの確保に困っていました。
七戸さん ― 施策を早く進めたいのですが依頼先がない、といった状況が常に。
知り合いのツテを当たったり、Twitterで探したり。フリーランスのプラットフォームなども使いました。いろいろな方に声をかけて、かなり追われていましたね。
新規事業は不確実性が高いなかで事業を進めているために変化が激しく、施策が変わったり、目標の数字が変わったりすることがよくあります。
「今月やります」と言ったことがどんどん積み上がり、「あ?、あと3日しかない」となってしまいます(笑)
そして結局いつも急募になってしまって、申し訳ない気持ちでした。
時間がなくなり、せっかくの良い事例も自分でライティングしたり、バナーを作ったり。つたない技術でどうにか作っていましたが、本当に大変でしたね。
「デザイナーが見つからないまま、時間がなくなって自分で(笑)専門外のバナー制作は本当に大変でした」
ご苦労が目に浮かびます。ランサーユニットはどのような経緯で?
石井さん ― 同じようにフリーランスを対象にしたサービスですから、もともとお付き合いがあったんです。ランサーユニットを導入した企業さまに『pasture』をご利用いただいていましたので、一緒に導入事例を作ったことも、直接インタビューさせていただいたこともありました。
ある程度サービスの内容を理解していたので、導入を決めるまでに時間はかかりませんでしたね。すぐに発注できるチームを持てるのはとても魅力的でした。
七戸さん ― 最初に詳しいお話を伺ったときも、ちょっと言葉が適切ではないかもしれませんが「便利そうだな」と(笑)
私たちからメンバーの職種や希望するスキルなどをご相談できて、チームを組んでいただく。これは便利そう、という印象でした。
ランサーユニット導入に至るまではスムーズでしたか?
七戸さん ― とてもスムーズでした。担当の方に「このようなスキルを持った人に、こういった仕事を依頼したい」と、たくさん要望させていただいて。かなり我がままを言ったかもしれません。
1週間程度で候補者リストを送ってくださって、チーム皆で一覧を見ながら良さそうな人を選定しました。
石井さん ― 人数枠のなかで候補者を絞って、面談を組んでいただきました。
「どういうことが得意か」「スキルが合っているか」をはじめ、「こういった案件は初めてですが、逆に他の実績から活かせる部分がある」などのアドバイスをくださったので、不安なく選ぶことができました。
契約までとてもスピーディでしたね。
七戸さん ― 力量やスキルの見極めなどをランサーユニットが担保してくださるので、安心できました。フリーランスへの依頼の経験はあったため、決まった後はさっそく依頼させていただきました。
ユニットはどんなメンバーで構成されていますか?
七戸さん ― 現在は、デザイナー、ライター、そしてカメラマンです。
デザイナーにはバナーなどのデザインを、ライターは記事のライティングを。カメラマンは、導入事例でライターが取材する際の撮影を想定して追加していただきました。
皆さんと業務委託契約を交わし、問題なければ自動更新する内容ですので継続させていただいております。
「活用しているユニット構成」
ランサーユニットの活用によって解決した問題を教えてください
七戸さん ― 「このチームにいつでも依頼できる」という安心感があると思います。
もともと定常的にお付き合いしていたフリーランスがいなかったので、そういった“マイチーム”を持っておけるのは本当に心強いです。すぐに施策実行に取りかかれることへの安心感がありました。
石井さん ― イベントを打つときに立ち上げるWebページは、とにかくスピード感が重要です。必要なバナーの制作スケジュールもかなりタイトになってしまい、2~3日中で納品してほしいといったことがよくあります。
当初はメンバーに複数のデザイナーがいたのですが、『pasture』内で急募をかけるとすぐに手を挙げてくださって。本当にありがたかったですね。
「2~3日後のアップで…」と、ピンポイントでお願いするのはこちらとしても言いにくいじゃないですか。お願いするときの心的負担が軽減されますし、受けていただく人がすぐに見つかるのも助かりますね。
七戸さん ― さらに、フリーランスを探すために使っていた時間を、本来やるべきだったマーケの仕事に割けるようになったのも大きいです。
コア業務に使う時間を大幅に増やすことができました。
「本来やるべきことに時間を使えるようになり、それが仕事のクオリティアップにもつながった。」
ランサーユニットからのサポートはいかがですか?
七戸さん ― サポートミーティングを定期的に行なってくださいます。「メンバーはどうですか?」「どんな依頼をしていますか?」といったことを丁寧にヒアリングしていただけます。
メンバーの入れ替えをお願いすることもありました。
デザイン案件が多いときはデザイナーを追加したり、記事作成の案件が多いときは逆にライターを増やしたり。そういった場合も柔軟に対応していただけましたね。
石井さん ― 一度、ライターの入れ替えをお願いしました。
文体が少し合わないと感じて別のライターをご紹介いただいたのですが、その対応も早かったですね。直接ご本人には言いにくいですし、ランサーユニットを通して調整できるのでありがたいです。
ランサーユニットのメンバーと仕事をすることで、事業がよりドライブしていく実感はありますか?
石井さん ― 『pasture』自体がフリーランスと仕事をする思想をもとにしたサービスですし、ユニットもチームメンバー的な存在として捉えています。いわゆる「外注」ではなく、事業を大きくしていく仲間として一緒に働きましょう、というマインドを私たちは持っています。
ですので、お願いしたことだけを作業するのではなくて『pasture』の事業や背景を理解していただいたうえで、逆にご提案などをしていただけたら、と思っています。
いろいろなご提案をいただきながら、一緒に良いものを作るチームになるのが理想ですね。
「ランサーユニットはチームメンバー的な存在です。一緒により良いものをもっと作っていければ。」
七戸さん ― マーケテイングの仕事は、売上げを作るために見込み客と接点を持つことです。価値を提供できるお客さまに出会うために、さまざまなチャネルや施策を試すことが必要になってきます。
施策数の実行にはコンテンツ制作が必須ですので、クリエイターとの関わりは密接になります。
企業のなかにいるマーケ担当が一人でも、複数のクリエイターにサポートしていただければできることが増えていきます。一緒に新しいアイディアを生み出してコンテンツの可能性を広げていくことが、結果的に事業の成長へとつながると考えています。
ありがとうございます!最後に、ランサーユニットの導入を検討している企業さまへメッセージをお願いします
石井さん ― 私たちはフリーランスとお仕事をすることに慣れていますが、そのご経験がない企業さまはなかなか踏み出せない場合もあると思います。でも、お付き合いの始め方からランサーユニットがきちんとサポートしてくださるので安心できます。
それに、発注・請求に関しては『pasture』のフローに則って進めば、下請け法などの法律関係もカバーできます。手前味噌ですが(笑)やり取りのログがすべて残り、案件のステータスも把握できます。「社内の誰が」「どのクリエイターに」「どれくらいの金額で」依頼しているのかが分かるシステムとなっています。
Slackなど連携ツールもたくさんあり、あまり面倒なことなくできると思いますので、初めてフリーランスに発注する企業さまにこそおすすめです。
七戸さん ― 手を動かす仕事も多いマーケティングの部署は、クリエイターにサポートしてもらうことでコア業務に集中できると思います。「やりたいことがあるのにできない」といったマーケ担当には特におすすめしたいですね。
また、ご提案などをいただいて新しいものを作っていける可能性も感じています。
発注する・受注するという関係性だけではなく「こうしたらもっと事業が良くなるのでは?」という意見交換のできる関係を築けます。
ランサーユニットのクリエイターはさまざまな企業さまと仕事をしているので、その経験をもとにした多彩なアイディアを持っています。弊社にとってもメリットだと思っています。
エン・ジャパン株式会社
〒163-1335 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー
https://www.pasture.work/